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イラク国会を反イラン勢力が一時占拠 政治混乱に拍車

(更新)

【イスタンブール=木寺もも子】イラクの首都バグダッドで27日、国会議事堂をイスラム教シーア派の指導者サドル師の支持者が一時占拠した。サドル師はイラクに対する隣国イランの影響力行使に反発しており、対立する親イランのシーア派勢力による新首相候補の擁立に反発した。イラクでは2021年10月の議会選後、新政権が発足できない状態が続いており、政治の混乱に拍車がかかる可能性がある。

大勢のサドル師支持者は警備を突破し、政府施設や各国大使館もある旧米軍管理区域(グリーンゾーン)に入った。議事堂ではサドル師の肖像を掲げ、勢力を誇示した。サドル師の呼びかけに応じて退去した。議事堂には当時、議員らがいなかった。

反米強硬のサドル師派はイランにも反発し、議会選では第1党になった。だが、政権樹立に向けた世俗勢力やクルド人政党との協議は行き詰まった。サドル師は6月、同師派の議員をすべて辞職させた。かわって勢力を強めた親イラン勢力が独自の首相候補を決めて政権樹立を目指していた。

父親が高名なシーア派指導者だったサドル師は、ポピュリスト(大衆迎合主義者)としても知られ、低所得層を軸にイラクで広く支持されている。15日にもバグダッドで数十万人を礼拝に動員した。傘下に民兵組織を抱えている。

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