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英HSBC、米リテール事業撤退 富裕層向けに集中

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HSBCは米国で約150店舗を展開している(ニューヨーク)=ロイター

【ロンドン=篠崎健太】英金融大手HSBCホールディングスは27日までに、米国のリテール(個人・中小法人向け)事業から撤退すると発表した。地元の金融機関との競争が激しく収益面で苦戦が続いていた。支店網や顧客基盤を売却し、米国では富裕層向けビジネスに集中する。

米国では148支店を展開している。このうち80店舗はシチズンズ・バンク、10店舗はキャセイ・バンクにそれぞれ売却する。20~25店舗は富裕層向けサービスの拠点に切り替え、残りは閉鎖する。譲渡するリテール事業の規模は顧客数が85万人、預金残高が約102億ドル(約1兆1100億円)で、2022年3月までに完了する計画だ。

HSBCは1980年の米マリーン・ミッドランド銀行の買収を足掛かりに、90年代にかけて米国で事業基盤を広げてきた。ただ近年は競争激化で苦戦が目立ち、事業売却を模索していた。20年12月期の米事業の税引き前損益は2億2600万ドルの赤字だった。

ノエル・クイン最高経営責任者(CEO)は売却にあたり「良いビジネスだったが、競争していくための規模を欠いていた」とコメントした。米国では富裕層向け事業に軸足を移し、大規模法人向けのホールセール部門は維持する。

米リテール撤退に伴い1億ドルの費用計上を見込んでいる。

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