ドイツ検察、スズキを捜査 ディーゼル車排ガス不正疑い
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【フランクフルト=林英樹】独検察当局は27日、排ガス中の有害物質の量を不正に制御する装置を搭載した疑いがあるとして、スズキの独現地法人などに立ち入り捜査したと明らかにした。2018年までに販売された2万2千台以上のディーゼル車が対象だ。
問題の装置は、エンジンの性能を高めるために走行時に排ガスの浄化機能を不正に弱めたり、止めたりして規定量以上の有害物質を排出させていた疑いがもたれている。小型車「スイフト」など3車種に搭載していた。スズキは「現地に確認している」としている。
ソフトを供給する車部品大手マレリ(旧カルソニックカンセイ)と、エンジン供給元の欧州ステランティスも捜査対象で、イタリアやハンガリーなどの現地法人や工場も立ち入り捜査した。
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