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フランス、追加接種まで3カ月に短縮 在宅勤務を義務化

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【ウィーン=細川倫太郎】フランス政府は27日、新たな新型コロナウイルス対策を発表した。ワクチンの接種を完了してから追加接種(ブースター接種)までの間隔を現在の4カ月から3カ月に短縮する。原則、週3日の在宅勤務も義務づける。変異型「オミクロン型」の流行などで感染者が急増しており、医療体制の逼迫を防ぐ。

追加接種の前倒しは英国やオーストラリア、韓国など世界各国で広がっている。英保健安全局の初期データに基づいた調査によると、オミクロン型に感染しても、追加接種を受けると7割以上の割合で発症を防げる。

記者会見したベラン保健相は「オミクロン型はデルタ型より少なくとも3倍は感染力が強い」と指摘した。4回目の追加接種についても「可能性はある」とした。パリを含む地域圏「イルドフランス」での感染の半数以上はオミクロン型が占めているとの見方がある。

週3日の在宅勤務を原則義務づけ、できれば週4日実施するよう求める。飲食店や長距離列車などを利用する際は、ワクチン接種の証明のみを有効とし、検査での陰性証明は除外する。事実上、接種の義務化となる。映画館や劇場での飲食も禁止する。

フランスでは25日に新規感染者数が10万人を超え、過去最多を更新した。オミクロン型とデルタ型の双方の感染の波に見舞われている。集中治療室の占有率は上昇しており、医療体制の逼迫懸念は強まっている。年末年始の休暇で人と会う機会が多くなり、検査をする人も増えている。

ただ、1月から学校は予定通り再開する。夜間外出禁止令も見送るなど、経済社会活動の維持にも配慮した。ワクチンの普及や治療薬の開発など新型コロナ対策の選択肢が増えており、感染リスクを抑えながらウイルスと共存する「ウィズコロナ」の道を探る。

イスラエルも3カ月に短縮へ 4回目も試行


 【カイロ=久門武史】イスラエル保健省は27日、新型コロナウイルスワクチンの3回目の追加接種(ブースター接種)について、2回目接種からの間隔を5カ月から3カ月に短縮する方針を示した。変異型「オミクロン型」の感染拡大を受けた措置。同国メディアが伝えた。
 イスラエルは3回目接種を世界に先駆けて8月に始めた。その後、感染は抑制傾向だったがオミクロン型の流入で増加に転じ、12月下旬になって1日当たりの新規感染者が約2カ月ぶりに千人を上回っていた。
 同国の商都テルアビブ近郊の大規模医療施設では27日、4回目のワクチン接種を医療関係者に試験的に実施した。150人が対象で、保健省が有効性を検証する。同省の専門家会合は21日、60歳以上と医療関係者への4回目接種を推奨したが、保健省はまだ正式に承認していない。
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