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ドイツ銀行、復調の兆し 純利益が14年以来高水準

1~3月期は1400億円 ゼービング改革が奏功

【ベルリン=南毅郎】ドイツ銀行が27日発表した2022年1~3月期決算は純利益が10億6000万ユーロ(約1400億円)だった。前年同期比で17%の増益で、四半期ベースでは14年以来の高水準だ。投資銀行部門などが好調で全体の収益をけん引した。ゼービング最高経営責任者(CEO)は「すべての事業が目標通りあるいは上回る業績を達成した」と述べた。

税引き前利益は16億5800万ユーロで前年同期比4%増だった。主力の投資銀行部門は債券や為替を中心に拡大し、収益が33億2200万ユーロと7%増えた。欧州では低金利環境が続くものの、金利が上向く米国などで融資環境が好転しつつある。

ドイツ銀行はコンプライアンスなどの企業統治や収益低迷の問題を受けて、ゼービングCEOが経営の立て直しを進めている。大規模なリストラにも着手し、収益構造は好転してきた。ドイツ銀はロシア向けの投融資を削減したことも明らかにした。

欧州ではロシアのウクライナ侵攻に伴う資源高からインフレが加速している。市場では欧州中央銀行(ECB)の早期利上げ観測が高まっており、年内にマイナス金利政策が解除に向かうとの見方も浮上する。

金利環境が好転すれば銀行収益には追い風となるが、域内企業にとっては資金調達コストが増えることになる。景気の先行き不透明感が強まるなか、先行きは貸し倒れに備える引当金が増える恐れもある。

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