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ウクライナ難民、36万人に 国境に向けなお長蛇の列

(更新)

【プシェミシル(ポーランド南東部)=木寺もも子、ウィーン=細川倫太郎】ロシアによる攻撃が激しさを増す中、ウクライナを逃れる人が急増している。国連は27日までに約36万8千人が国境を越えて隣国に入国したと明らかにした。各地の国境にはなお数キロメートルの列ができており、その避難民の数はさらに膨らみそうだ。

26日、ウクライナ国境にほど近いポーランド南東部の小さな街、プシェミシルの駅舎はウクライナ発の列車で逃れてきた女性や子供、迎えの家族やボランティアらでごった返していた。

「悪夢のような旅路だった」。午後6時すぎ、4歳の息子を連れ、実家に近いウクライナ西部リビウから到着したカナダ在住のオルガ・メスクニさん(32)は疲れ切った表情だった。普段は2時間ほどの旅路は18時間もかかった。車内は超満員で、水もトイレもなかったという。母子は個人ボランティアの女性の車で首都ワルシャワに向かった。

避難民を待ち受ける家族や地元メディアなどによると、国境のウクライナ側には夜になっても長蛇の列が続き、半日~1日以上の待ち時間となっている。26日は列車10本が到着予定だが、大幅な遅延が発生している。

ポーランドの国境警備隊は27日朝、侵攻の開始以来計15万6000人が入国したと明らかにした。26日だけで7万7000人が入国したという。

欧州連合(EU)は27日、臨時の内相理事会を開き、難民問題を協議する。中東・アフリカからの難民受け入れには否定的だった東欧各国は積極的な受け入れ姿勢を示している。

ポーランドは26日、到着した難民向けに国鉄の乗車料を無料にした。入国にあたって求めるPCR検査なども不要にした。国境付近には9カ所の支援センターを設け、食料や情報を提供している。

ロイター通信によると、スロバキアには26日までの過去24時間で1万人強が到着し、侵攻前の1日平均の約7倍に膨らんだ。東部の国境の町、ウブラでは体育館で難民を受け入れ、ボランティアが食料などを提供している。同国は26日、難民の急増に対応するため非常事態を宣言した。

ルーマニアは50万人以上の難民に対応する予定で、難民キャンプの設置など準備を急いでいる。

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