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スペイン、コロナ感染深刻に 首都は患者の2割が変異種

コロナ患者の治療に当たる医療関係者(21日、バルセロナ)=ロイター

【パリ=白石透冴】スペインの新型コロナウイルス感染拡大が深刻になっている。1日当たりの感染者数は2万人を超える日が続く。英国で見つかった感染力の強い変異種が広がっているのが理由の1つで、首都マドリードでは患者の2割から見つかるという。コロナ禍の終息が見通せないことは、観光に依存する同国経済に深刻な打撃を与える。

スペイン紙パイスの25日時点のまとめによると、過去1週間に平均して1日当たり約2万8千人の感染者を記録している。コロナ禍が始まって以来、最も多い。地元メディアは20年春、秋に続く感染の「第3波」が来たと分析している。地域によっては病床の使用率が20年春よりも高くなっている。

第1の理由がクリスマス期間の人の移動とみられている。他人と飲食する機会などが増え、感染拡大を招いた。同期間の拡大はフランスでも指摘されている。2つ目に英国の変異種だ。20年12月には既にスペイン国内で広がっていた可能性があり、急速に患者数を増やしているようだ。

政府は現在夜間外出禁止令を出しているが、20年春に実施したような厳しい都市封鎖の再導入には慎重だ。経済への打撃が大きすぎるほか、国民感情としても受け入れにくいと判断している。ただコロナ禍が長引けば国内総生産(GDP)の12%を占める観光の本格再開が遅れるというジレンマも抱える。

欧州では他に、ポルトガルやアイルランドなどでも人口当たりの感染数が多くなっている。

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