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WHO、新変異型「オミクロン」と命名 警戒最大に

(更新)

【パリ=白石透冴】世界保健機関(WHO)は26日、南アフリカで新たに見つかった新型コロナウイルスの変異型を最も警戒レベルが高い「懸念される変異型(VOC)」に分類し、「オミクロン型」と名付けると発表した。多数の変異を持ち、再感染する能力が高い恐れがある。ベルギーでも感染者が見つかり、既に世界に広がっている可能性も出てきた。

WHOはオミクロン型の複数の変異について「うちいくつかは懸念すべきだ」と表明した。ほかの変異ウイルスに比べ再感染する可能性が高いとみられるという。各国に対しオミクロン型の研究を強化すること、クラスター(感染者集団)が発生した場合はWHOに報告することなどを求めた。

オミクロン型はPCR検査で通常見つかる遺伝子1つが検出されない特徴がある。この特徴を使って逆にオミクロン型の存在を確認できるという。

VOCは「感染力が高まっている、毒性が強まっているなどの変化があり、世界の公衆衛生にとって重大である」などと定義される。インドで見つかったデルタ型、英国で見つかったアルファ型など4つが既に分類されている。

オミクロン型はウイルス表面の突起状の物質「スパイクたんぱく質」に30カ所以上の変異が入っている。人間の免疫はこの部位を認識するため、変異が入りすぎている場合、免疫がうまく反応せず再感染につながる恐れがある。これまで南アフリカや隣国ボツワナ、イスラエル、香港でも見つかっている。

製薬各社は既存のワクチンがオミクロン型にも有効か調査を急ぐ。米CNBCによると、米ファイザーと独ビオンテックは開発したワクチンについて調査を始め、2週間以内にオミクロン型に対する効果などについてデータを取得できるとみる。両社は「ワクチンの調整を必要とする変異型かどうか分かるだろう」と述べた。仮に調整が必要だった場合、6週間以内にワクチンに適用し、100日以内に出荷できるという。

また、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は26日の声明で「南アフリカで確認され急速に広がる変異型ウイルスに対するワクチンの有効性についてすでに調査している」と述べた。

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