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独ビオンテック、mRNA技術でマラリアワクチン開発へ

【フランクフルト=深尾幸生】新型コロナウイルスのワクチンを米ファイザーと共同開発した独ビオンテックは26日、マラリア予防のワクチンを開発すると発表した。2022年末までに臨床試験(治験)を開始し、アフリカでの生産を検討している。新型コロナワクチンで有効だった「mRNA」技術を用いた初のマラリアワクチンを目指す。

新型コロナワクチン開発で培った知見を生かし、安全で持続的な免疫効果をもたらすマラリアワクチンの開発を目指す。mRNAは開発のスピードが速いのが特長で、ビオンテックは複数のワクチン候補を評価し、最も有望な候補を治験に向けて選ぶ。

世界保健機関(WHO)やアフリカ疾病管理予防センター(アフリカCDC)、欧州委員会などが、国や規制の調整、施設の整備などを支援する。アフリカのどこにmRNAワクチンの製造拠点を置くかは各国政府などと調整中だが、将来的にはほかのmRNAワクチンをつくることもできるという。

世界で年間40万人以上がマラリアで死亡し、5歳以下の子供がそのうちの約3分の2を占める。また、症例と死亡者の9割以上がアフリカに集中している。これまでWHOが目標に掲げる有効性75%のマラリアワクチンは実現しておらず、課題となっていた。

4月には英オックスフォード大学の研究チームが、同大が開発するワクチン候補が治験で77%の有効性を示したと発表していた。ビオンテックの参入で早期のマラリア撲滅の実現が期待される。

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