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ドイツ総選挙、緑の党が躍進 極右は失速

(更新)

【ベルリン=深尾幸生】26日に投開票されたドイツ連邦議会選挙(総選挙)は環境政党の「緑の党」が第3党に躍進した。地球温暖化問題への意識の高まりを追い風に2017年の前回と比べ最も得票率を伸ばした政党となった。前回の総選挙で台頭した極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」は議席を減らした。

選挙管理委員会の暫定最終結果によると、緑の党は得票率が14.8%と前回17年から5.9ポイント伸ばし、過去最高の得票率を記録した。メルケル首相の所属する中道右派、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)から多くの票を奪ったほか、全ての主要政党から緑の党に票が流れた。

緑の党の首相候補として選挙戦を戦ったベーアボック氏は「この国を形成する主導的な力になるところまで到達した。気候変動対策の政府が必要だ」と連立政権への参加に意欲を示した。一方で「もっと欲しかった」とも認めた。一時は政党別支持率で首位に立ったこともあっただけに自らの経歴詐称疑惑などで総選挙の前に大きく減速したことを悔やんだ。

前回の総選挙で、民族主義政党として約60年ぶりに議席を獲得したAfDは2.3ポイント減の10.3%と伸び悩んだ。難民やイスラムの排斥を訴えて票を集めた前回の主張に加え、「地球温暖化は人為的なものではない」と主張し独自色をアピールしたが、埋没した。

緑の党と並んで連立のカギを握りそうなのが親ビジネス政党の自由民主党だ。得票率は11.5%と0.8ポイント伸ばした。リントナー党首は26日のテレビ番組で、CDU・CSUと緑の党との3党連立が好ましいとの見方を示した。

前回の総選挙後もCDU・CSUは当初、自由民主党と緑の党との連立を模索したが、自由民主党と緑の党が減税やエネルギー政策などで折り合えなかった経緯がある。

旧東ドイツの共産主義政党の流れをくむ左派党は得票率4.9%と大きく票を減らした。議席数次第では第1党の社会民主党(SPD)と緑の党との左派連立の可能性があったが3党が組んでも過半数は取れない情勢だ。

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