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奄美・沖縄が世界自然遺産に 国内5件目

(更新)
アマミノクロウサギ(鹿児島・奄美大島)

【パリ=白石透冴】国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は26日、多くの固有種が生息する「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」(鹿児島、沖縄)の世界自然遺産への登録を決めた。日本の世界遺産は文化遺産も合わせて24件目、自然遺産としては2011年に登録された「小笠原諸島」(東京)に続き5件目となった。

対象となったのは、鹿児島県の奄美大島と徳之島、沖縄県の沖縄本島と西表島の4島にまたがる計約4万3千ヘクタールだ。イリオモテヤマネコ、アマミイシカワガエルなど貴重な動植物が多く生息する。奄美大島や西表島などにはマングローブ林も広がる。

正式登録で観光客の急増が予想されるほか、密猟の問題も続いている。該当の自治体は保全策などを強化する方針だ。

日本政府は17年に世界自然遺産候補として推薦したが、ユネスコの諮問機関は18年、飛び地が多く一体的に環境を保全できないなどの理由で登録延期を勧告した。政府はいったん推薦を取り下げ、区域を再編するなどして再挑戦していた。

世界自然遺産の日本からの新規登録は今回が最後になる公算が大きい。他にも過去に候補として検討された地域はあるが、景観や地形の特異性を比較すると海外の事例に及ばず、独自性を打ち出しにくいとして見送った。環境省は今後、奄美・沖縄を含め登録済み遺産の保全に力を入れる。

世界遺産委員会は27日のオンライン会合で、「北海道・北東北の縄文遺跡群」を文化遺産として登録する見通しだ。北海道、青森、岩手、秋田の4道県にある17遺跡が対象で、大規模集落跡として有名な三内丸山遺跡などを含む。文化遺産は20件目となる。

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