中国外相、ウクライナ巡り交渉再開求める 仏政府と協議

【パリ=白石透冴】フランス大統領外交顧問のボンヌ氏と中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外相は25日、ロシアが侵攻したウクライナ情勢について電話協議した。仏大統領府によると、王氏は関係国が交渉を再開し、市民の犠牲がこれ以上出ないようにすべきだなどと語った。
王氏はウクライナを含む全ての国の主権を重視すべきだと主張し、ウクライナとロシアの対話を目指すフランスの方針に敬意を示した。中国は侵攻問題についてロシアを露骨に批判することは避けながらも、事態の鎮静化を目指すことを呼びかける立場を取っている。
ボンヌ氏はここまでフランスが戦争を避けるために努力を進めてきたこと、国際法を破ったのはロシアであることなどを王氏に説明した。
王氏は24日にロシアのラブロフ外相とも電話協議し「対話と交渉を通じて持続可能な欧州の安全メカニズムを最終的に形成すべきだ」と自制を求めている。

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