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ロシア、国籍獲得を簡易化 ウクライナ南部2州で

【ロンドン=佐竹実】ロシアのプーチン大統領は25日、実効支配するウクライナ南部のヘルソン州とザポロジエ州の住民について、ロシア国籍を取りやすくする大統領令に署名した。タス通信が報じた。両州では使用通貨をルーブルに変えようとする動きもあり、ロシア編入を見据えた動きとみられる。

ヘルソン州はロシアが2014年に一方的に編入したクリミア半島に隣接する。親ロ派当局によると、現在同州の住民の5~7%程度がロシア国籍(パスポート)を持っており、今回の措置によって90%になる可能性があるという。

ウクライナ国防省によると、ロシアはヘルソン州とザポロジエ州でウクライナからの独立の是非を問う「住民投票」を準備している。5月末までにロシアの通貨ルーブルを取り扱う銀行の業務を始め、ウクライナ通貨を段階的に廃止する計画もある。占領の正当化のための動きとしてウクライナ側は警戒している。

ロシアは激戦地だったドネツク州の港湾都市マリウポリの完全制圧を宣言した。南東部で実効支配する地域を広げるために攻勢を強め、戦闘が激しくなる可能性がある。

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