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英議会、EUとのFTA案30日採決へ 最大野党も賛成の公算

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24日、英ロンドンで、EUのフォンデアライエン欧州委員長とオンラインで話すジョンソン英首相(Pippa Fowles、英首相官邸提供)=ゲッティ共同

【ロンドン=中島裕介】英国と欧州連合(EU)が自由貿易協定(FTA)など将来関係を巡る交渉で合意したのを受け、英議会は30日に協定案を批准するか採決する方針だ。FTAなしを回避する観点から最大野党・労働党は賛成に回る見通しで、英議会では英EUの合意案は批准される見通しだ。

ただ焦点だった英海域でのEU漁船の漁業権問題について、英国内の漁業団体は英政府が譲歩しすぎたと不満を表明している。採決の大勢には影響を与えないものの、与党・保守党内の強硬離脱派から多数の造反が出れば、2021年以降のジョンソン首相の政権運営に影響がでる可能性もある。

労働党のスターマー党首は英EUの合意後の支持者向けの声明で「あなた方がこのブレグジット(英のEU離脱)問題にどれだけ疲れているかわかっている」と述べ、採決で賛成する方針を示した。英北部スコットランドの独立を目指すスコットランド民族党のスタージョン党首は「(どんな合意も)EU離脱が私たちから奪うものを補うことはできない」と批判し、地域の独立運動を加速させる考えを示唆した。

英国内でのEU離脱運動の火付け役で元欧州議員のファラージ氏は「完璧にはほど遠い合意だ。英国がEUルールに連動しすぎることを懸念している」と語った。

EUの欧州委員会は加盟各国に、欧州議会の同意なしに合意を発効させる暫定適用を提案する方針。加盟各国は25日にも大使級で議論する。暫定的に発効した後、欧州議会は1~2月に協定案を審議し、同意すれば、正式な発効になる。

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