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フランス大統領選挙、マクロン氏再選も極右勢力伸長

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【パリ=竹内康雄】24日投開票されたフランス大統領選の決選投票で、2017年の前回選挙に引き続き、極右・国民連合のマリーヌ・ルペン氏はマクロン大統領に敗れた。だが前回よりも得票を増やし、フランスに極右の支持層が一段と拡大していることを示した。

報道各社が「マクロン氏勝利」を報じてから15分ほど後に支持者が集まるパリの会場に姿を現したルペン氏。マクロン氏の勝利を認める一方で「多くの人が私を支持してくれた」と手応えを語った。

17年の決選投票の得票率は、マクロン氏が66%、ルペン氏34%だった。仏内務省によると、ルペン氏は今回は41%を獲得し、前回から約7ポイントを上積みした。

ロシアのウクライナ侵攻を受けてエネルギーなどの価格が急激に上昇していることを踏まえ、ルペン氏は選挙戦で生活対策に重点を置いた。エネルギー製品の付加価値税の引き下げを提案するなど、有権者に寄り添う姿勢を前面に出し、従来の極右の支持者に加え、一部の左派支持層も引き付けた。

ルペン氏は、極右勢力はいずれ消滅すると批評家らが批判してきたことに触れ、「彼らが間違っていたことは歴史が証明している」と自らの支持拡大を誇った。その上で「私はフランスを見捨てない」と宣言し、今後も政治にかかわっていくと表明した。

フランスでは6月に国民議会(下院)選が予定される。ルペン氏は政治活動の力点を大統領選から議会選に移す。

一方、パリのエッフェル塔近くで演説したマクロン氏。同氏がルペン氏の名前を出すと支持者からブーイングが起こった。マクロン氏はそれを制止して、ルペン氏に投票した有権者は「怒りと失望を感じている」と説明。その解決策を見つけるのが「私の責任だ」と力説した。

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