ウクライナ侵攻のロシア、春にも大規模攻撃か 米研究所 - 日本経済新聞
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ウクライナ侵攻のロシア、春にも大規模攻撃か 米研究所

【ロンドン=佐竹実】米シンクタンクの戦争研究所は24日までに発表した戦況分析で、ロシアがウクライナに対して数カ月以内に決定的な行動を起こす可能性があると指摘した。ウクライナ当局も、春か初夏にロシア軍が大規模な攻撃を仕掛ける準備をしているとみている。ウクライナが欧米諸国に軍事支援を求める中、ドイツが主力戦車の供与を認めるかどうかが注目されている。

戦争研究所は、ロシア軍が大規模な攻勢に備えてウクライナ東部ルガンスク州などで軍備の再編を進めていると分析した。「ロシアの新たな軍事作戦に対してウクライナが主導権を失わないようにするには、西側諸国のパートナーによる支援が引き続き必要だ」と指摘した。

英国などが戦車や装甲車のウクライナへの供与を決める中、ドイツの対応が注目されている。同国製の主力戦車「レオパルト2」を保有するポーランドなどが供与する意向を示しているが、ドイツの承認が必要だ。ショルツ独首相は「ロシアと北大西洋条約機構(NATO)の戦争になるのを避ける」と繰り返し述べており、武器供与で目立つことには慎重な立場だ。

一方、タス通信などによると、ベラルーシのルカシェンコ大統領は24日、ウクライナから不可侵条約を締結する提案があったと述べた。ベラルーシはロシアの侵攻に協力しており、ウクライナにはベラルーシ軍が参戦することへの警戒感がある。

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