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ボルボと吉利汽車、合併撤回 エンジン部門は統合

浙江吉利控股集団は傘下に複数の自動車ブランドを抱える=ロイター

【フランクフルト=深尾幸生】中国民営自動車大手、浙江吉利控股集団の傘下の高級車大手ボルボ・カー(スウェーデン)と香港証券取引所に上場している吉利汽車は24日、合併するとしていた方針の撤回を発表した。吉利グループの中核の両社は合併でコスト削減を進めようとしていた。エンジン部門は切り出して統合新会社を設立するなど機能ごとの融合を優先する。

浙江吉利控股集団は2020年2月に、両社を合併させ、香港とストックホルムの証券取引所に上場する計画を発表していた。撤回の背景には10年に買収されて以降、独立した経営で業績を伸ばしていたボルボ側が難色を示したことがあるとされる。

ボルボ・カーのホーカン・サミュエルソン社長はオンラインで開いた記者会見で「勢いを殺すことなく、両社が成長への意欲と能力を維持することが重要だ」と述べた。ボルボ単体での上場の計画は今のところないという。

一方、年内に両社がガソリンエンジンやハイブリッドシステムなどの部分を切り出して統合する合弁会社を設立するほか、それぞれが開発した電気自動車(EV)向け車台を相互供給する。電池などの部品の共同購買や自動運転技術の共同開発も拡大し、コストダウンによる実質的な統合効果を得ることを目指す。

浙江吉利控股集団はボルボ・カーのほか、英ロータスやマレーシアのプロトンなど複数の自動車メーカーを傘下に持ち、独ダイムラーにも出資している。

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