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メルセデス、21年の純利益6倍 供給不足で販売価格上昇

【フランクフルト=深尾幸生】高級車大手の独メルセデス・ベンツグループ(旧ダイムラー)が24日に発表した2021年12月期通期の決算は、純利益が前の期の6.3倍の230億ユーロ(約2兆9600億円)だった。より高額な車種へのシフトに加え、半導体不足の影響で車両の供給が需要に追いつかず、平均販売価格が上昇した効果が1兆円以上あった。

メルセデス・ベンツグループは、ダイムラーが21年12月にトラック・バス部門を連結対象から外し、2月に社名変更した。トラックを含む21年の売上高は9%増の1679億ユーロでこのうち「継続事業」である高級車・バン関連は1338億ユーロと10%増えた。

継続事業の営業利益に相当するEBIT(利払い・税引き前利益)は160億ユーロと2.6倍に増えた。販売台数は233万台と5%減ったが、値引きの減少や高価格帯の車種の販売増がEBITを91億ユーロ押し上げた。同社が「トップエンド(最上級)」と位置付ける「Sクラス」や「Gクラス」、「マイバッハ」などの販売台数は30%増え、電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)の合計は64%増えた。

オラ・ケレニウス社長はロシアによるウクライナ侵攻について「非常に心配している。我々はウクライナの人々とともにある。事態の沈静化を望む」と述べた。

22年の見通しについては、販売台数と売上高は21年の実績に対して「やや増える」とし、EBITは「同水準」とした。ハラルト・ウィルヘルム最高財務責任者(CFO)は「需要は非常に強いが、半導体不足や地政学、新型コロナなどによる不確実性は続く」と述べた。

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