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スエズ運河で大型船座礁 復旧に2日超か

(更新)
座礁したコンテナ船の移動作業が始まった(24日)=スエズ運河庁提供・AP

【カイロ=久門武史】世界の海上輸送の要衝であるエジプトのスエズ運河で23日、大型コンテナ船が座礁し、他の船が通航できない状態になった。AP通信は、タグボートによる復旧作業に2日以上かかるとの見方を伝えた。原油を含む国際物流が混乱するとの懸念から、北海ブレント原油先物は24日、一時前日比3%上昇した。

座礁したのは台湾のエバーグリーン・マリンが運航する全長400メートルのコンテナ船「エバー・ギブン」(22万4千㌧)で、中国からオランダに向かう途中だった。国土交通省によると今治造船グループの正栄汽船(愛媛県今治市)が所有している。エジプトのスエズ運河庁は24日、砂嵐による視界不良が座礁の原因との見方を示した。

スエズ運河はアジアと欧州をつなぐ要衝で、2019年は年間約1万9千隻が通った。通航できなくなると、南アフリカの喜望峰を経由するルートを使う必要があり、コンテナ船の場合約1週間航海期間が延びる。

石油の輸送を追跡する調査会社タンカー・トラッカーズ・ドット・コムは「満載のタンカー多数(の通航)を塞いでいる。サウジアラビア、ロシア、オマーン、米国の石油を積んだタンカーが(運河の)両端で待機している」とツイッターで指摘している。

日本郵船商船三井川崎汽船のコンテナ部門が統合したオーシャン・ネットワーク・エクスプレスも「遅延の影響が出始めている」という。日本船主協会の内藤忠顕会長(日本郵船会長)は24日の定例記者会見で「どの程度の影響がでるかわかっていない状況だ」と話し、状況を注視する姿勢を示した。

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