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ウズベク大統領選、現職の再選確実 経済改革継続へ

【タシケント=石川陽平】旧ソ連・中央アジアのウズベキスタンで24日、任期満了に伴う大統領選挙(任期5年)があり、現職のシャフカット・ミルジヨエフ氏(64)の再選が確実となった。経済改革や隣国アフガニスタンとの融和政策を堅持する見通しだ。

大統領選には5人が立候補した。カリモフ前政権による弾圧で国内に政権と対立する野党は存在せず、ミルジヨエフ氏以外の大統領候補もすべて親政権派だった。前回2016年の大統領選で80%を超す得票率で当選した同氏が今回も圧勝するとみられる。開票結果は25日にも発表される。

ミルジヨエフ氏は、16年にカリモフ前大統領が急逝するまで首相を務めていた。大統領就任後は、政治犯を釈放するなど前政権の厳しい強権体制を緩和した。経済面でも複数あった為替レートの統一や投資環境の改善に取り組み、5%前後の国内総生産(GDP)伸び率を達成してきた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けた20年もプラス成長を維持した。

首都タシケントの投票所で24日、投票を終えた有権者に聞いたところ、8割以上がミルジヨエフ氏に投票したと答えた。個人事業者のイスマイルさん(51)は「これまでの5年の任期に国家発展の展望を示してくれた。ビジネスがやりやすくなった」と語った。

ウズベクの経済リサーチ改革センターのオビド・ハキモフ所長は「経済活動に占める国家部門の割合を下げるための大統領令が2月に採択された」と述べ「今後5年間も改革が堅持され、高い経済成長が続く」と予想した。政権は国営企業の株式放出でGDPの約75%を占めるとみられる国家部門の割合を下げ、闇経済の縮小にも取り組む方針だ。

近隣国との関係拡大を掲げてきた対外政策では、アフガンで8月に政権を樹立したイスラム主義組織タリバンに独自に接近し、人道支援だけでなく復興支援にも取り組む姿勢を示してきた。ミルジヨエフ氏は2期目も、ウズベク南部からアフガンを縦断してパキスタンの港に至る鉄道建設などの実現を急ぐ考えだ。

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