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トルコ中銀2%利上げ、2会合連続 「市場重視」継続

トルコ中銀のアーバル総裁=ロイター

【イスタンブール=木寺もも子】トルコ中央銀行は24日、金融政策決定会合を開き、主要な政策金利の1週間物レポ金利を2%引き上げ、年17%とした。利上げは2会合連続。11月に就任したアーバル総裁の下、引き締め策でインフレに対応し、市場重視の姿勢を継続して示した。

中銀は声明で「引き締め策は長期的なインフレ率の低下が見られるまで断固として維持する」と述べた。通貨リラは発表直後、対ドルで前日比1%上昇した。

中銀は11月の決定会合で4.75%の大幅な利上げに踏み切った。その後、消費者物価指数(CPI)が14%と前月から2ポイント超上昇し、インフレを考慮した実質的な金利が下がったため、市場では追加利上げへの期待が高まっていた。アーバル氏は12月中旬に行った就任後初の記者会見で「物価の安定を最重視する」などとして、引き締めを示唆していた。

トルコではエルドアン大統領の娘婿のアルバイラク前財務相の下、景気刺激を優先して金利を低く抑えてきた。実質的にマイナス金利状態の通貨リラは売られ、アルバイラク氏が辞任した時点で年初から対ドルで3割も値下がりしていた。

政権の意向に従ってきた中銀は利上げのかわりに国営銀行を介してリラを買い支え、過去2年で投じた外貨準備は1000億㌦(約10兆円)を超えるとみられる。外貨準備の減少への不安もさらなるリラ売りを招いた。

アーバル氏は市場の信頼や外貨準備を回復させる考えを強調し、リラ相場は下げ止まった。エルドアン氏は「金利は諸悪の根源」と主張し、金利が下がればインフレ率も下がるという経済学の常識とは反対の理論を展開するが、アーバル氏は当面、市場の原理を重視した金融政策を実行する了解を取り付けたもようだ。

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