/

アストラ製も「オミクロンに有効」 ワクチン追加接種

中国シノバック製は効果みられず

【ロンドン=篠崎健太】英製薬大手アストラゼネカは23日、新型コロナウイルス用の同社製ワクチンについて、3回目の追加接種で新たな変異型「オミクロン型」への抗体を高める効果が認められたとの研究結果を発表した。すでに米国のファイザー製やモデルナ製でも追加接種が有効との分析結果が出ている。

欧米製の主要3ワクチンともにオミクロン型の抑え込みに効く可能性が高まった。一方、香港大学などの研究チームは同日、中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製ワクチンの3回目接種に、オミクロン型への十分な抗体効果が得られなかったとの研究結果を発表した。

アストラゼネカ製ワクチンの研究は、同社とワクチンを共同開発した英オックスフォード大学の研究者が独自に実施した。3回目の接種を受けた人の検体を調べたところ、オミクロン型への感染を防ぐ中和抗体の量が、かつて主流だった「デルタ型」に対する2回接種後の水準と同等まで高まった。

臨床研究に参加したオックスフォード大のジョン・ベル教授は「非常に心強く、国家戦略としての3回目のワクチン接種を支持する結果だ」とコメントした。

結果は査読前の科学論文を扱う「バイオアーカイブ」へ22日に投稿された。論文によると、オミクロン型に対する中和抗体量は、アストラゼネカ製ワクチンの3回目接種で2.7倍へ高まった。同じ研究でファイザー製は34.2倍になったといい、ワクチンの種類による効果の違いも今後の注目点になりそうだ。

一方で香港大学などの研究チームは中国シノバック製ワクチンの3回目接種はオミクロン型に十分な効果が得られなかったとの研究結果を示した。シノバック製を2回接種した人に追加接種しても有効性が認められなかった。この研究では1、2回目がシノバック製でも3回目にファイザー製を接種した人にはオミクロン型への有効性が示されたという。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン