/

VW、スペインに電池工場 電動化に9300億円投資

【フランクフルト=深尾幸生】独フォルクスワーゲン(VW)は23日、スペイン東部バレンシアに電気自動車(EV)の電池工場を設けると発表した。2026年から生産を始める。電動車生産などを含めた総投資額は70億ユーロ(9300億円)にのぼる。

バレンシアの電池工場の生産能力は年間40ギガワット時で、中小型のEV約80万台分に相当する。VWグループで規格化した最新の電池セルを生産する。22年中に工場の建設を始める方針で、稼働時には3000人を雇用する。

VW傘下のセアト(スペイン)が拠点を置くこの地域を南欧のEV産業集積地にすべく、EVやハイブリッド車、EV部品の生産にも投資する。最終的な計画の実施はスペイン政府などの承認を得る必要がある。

VWは21年に小型EV「ID.LIFE」(コンセプト名)を発表。2万ユーロの価格を目指しVWやセアト、シュコダ(チェコ)などのグループの量販車ブランドから25年に発売するとしていた。スペインではこの車種も生産する見通しだ。

VWは欧州で30年までに合計240ギガワット時の電池生産能力を持つ計画を進めている。スペインの工場は、20%出資するノースボルト(スウェーデン)のスウェーデンの工場とドイツ・ザルツギッターの工場に次ぐ3拠点目になる。チェコでも建設を検討している。

EVの電池をめぐっては、欧州ステランティスや独メルセデス・ベンツグループなどの電池合弁が出資する仏オートモーティブ・セルズ・カンパニー(ACC)が23日、独仏に次ぐ3つ目の拠点をイタリア南部のテルモリに建設すると発表した。米テスラも22日に正式に開いたベルリン郊外の工場で電池も生産する計画。人材や部材の争奪戦が激しくなりそうだ。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

カーボンゼロ

温暖化ガス排出を実質ゼロにするカーボンゼロ。EVや再生可能エネルギー、蓄電池、各国政策などの最新ニュースのほか、連載企画やデータ解説を提供します。

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン