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英議会、ウイグル問題で「ジェノサイド」認定

【ロンドン=中島裕介】英議会下院は22日、中国の新疆ウイグル自治区で「少数民族が人道に対する犯罪とジェノサイド(民族大量虐殺)に苦しんでいる」と認定し、英政府に行動を求める決議を超党派の賛成で採択した。決議に拘束力はないが、英政界では中国の人権問題への不満が高まっている。

英政府は3月下旬にウイグル族への扱いが人権侵害にあたるとして、新疆ウイグル自治区の幹部らを対象に制裁を科した。政府は「多数の拘禁や強制不妊手術の報告や証拠がある」としているが、ジェノサイドとは認定していない。

在英中国大使館は23日、ジェノサイドとの主張は虚偽だとしたうえで「内政への重大な干渉で、強く非難する」と反発する声明を出した。

中国は3月の英国の制裁に対して英議員らに報復制裁を科しており、今回の決議はこの対象となった議員らが提案した。米国では1月に当時のポンペオ国務長官が中国政府による人権侵害を「ジェノサイド」と認定した。議会レベルではオランダやカナダの議会が認定している。

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