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戦闘モルドバ波及懸念 南部オデッサ、ミサイル5人死亡

(更新)

【ウィーン=細川倫太郎】ロシアはウクライナでの軍事作戦で東部に加え南部でも「完全支配を確立する」と表明した。ロシア系住民が独立を主張する隣国のモルドバ領へのルートも確保するといい、戦闘が国境を越える懸念も浮上してきた。

タス通信などによるとロシア軍中央軍管区のミンネカエフ副司令官は22日、第2段階の軍事目標は東部ドンバス地方と南部の制圧だと述べた。南部の港湾都市オデッサは工業製品や穀物を輸出する海運物流の拠点で、沿岸防衛の要でもある。

ウクライナ当局者によると、オデッサで23日、ロシア軍のミサイル2発が軍事施設や住宅に着弾し、少なくとも5人が死亡、18人が負傷した。

ミンネカエフ氏は南部を制圧すれば、モルドバ東部の親ロシア派支配地域の沿ドニエストル地方に陸続きでつながるとも主張し、モルドバへの介入を示唆した。同地方は1990年に一方的に独立を宣言し、ロシア軍も駐留している。

モルドバ外務省は22日の声明で「モルドバの主権と領土の一体性を支持するロシアの立場と矛盾している」と非難し、ロシア大使を呼び出し「深刻な懸念」を伝えた。

ウクライナのゼレンスキー大統領は22日「ウクライナ侵攻は始まりにすぎず、ロシアは他の国も占領しようとしている」と述べた。

ジョンソン英首相は22日、訪問先のインドで、ウクライナでの戦闘が来年末まで続き最終的にロシアが勝つ「現実的な可能性」があると述べた。

ロイター通信などによると、米衛星運用会社マクサー・テクノロジーズはウクライナ南東部マリウポリの東12キロメートルに、遺体を遺棄したとみられる場所が新たに見つかったと明らかにした。マリウポリ市議会は23日、長さ約45メートル、幅25メートルの区画に少なくとも1000人の遺体が埋められた可能性があるとSNS(交流サイト)に投稿した。

ロイター通信によるとロシア国営宇宙開発企業ロスコスモスのトップ、ドミトリー・ロゴージン氏は23日の国営テレビで、今年秋までに東シベリアに新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「サルマト」が配備される見通しを明らかにした。ロシア国防省は20日にサルマトの発射実験に成功したと発表していた。

国連のグテレス事務総長は26日にモスクワを訪れプーチン大統領らと会談する。28日にはゼレンスキー氏らとも会い、停戦の仲介に意欲を示す。

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