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仏リヨン、学校食堂で肉一時禁止 環境政党市長に批判も

ドゥセ市長は学校の食堂での肉提供を一時やめた=ロイター

【パリ=白石透冴】フランス屈指の食文化が発達した中部リヨンで、学校の食堂に一時的に肉を出さないことが決まり、波紋を広げている。環境政党に所属するドゥセ市長は新型コロナウイルス対策になると主張するが、中央政府は政治信条に基づいた決定だとして批判している。

仏メディアによると措置は22日から始めると発表しており、少なくとも4月まで続ける予定だ。品数を減らすことで効率よく提供して食堂の混雑が減り、コロナ対策になると主張している。なぜ肉を狙い撃ちにしたのかは説明していないが、ドゥセ氏は「より野菜の多い食事の提供を目指している」とも発信している。魚や卵を使った料理は出すため、菜食主義ではないとしている。

ドノルマンディー農相は21日、ツイッターで「政治信条を子どもたちの給食に持ち込むのはやめよう。肉は子供の成長に必要な栄養の一部だ」などと批判した。強硬な保守派で知られるダルマナン内相も「畜産業者らへの侮辱だ。恥ずべき政治信条だ」と発信した。

ドゥセ氏が環境政党欧州エコロジー・緑の党(EELV)に所属する政治家であることが、騒ぎを大きくしている。リヨンは伝統的な肉料理などで知られるが、保守層を中心にドゥセ氏が菜食主義を広げて文化を危機にさらそうとしているとの受け止めがある。畜産業者十数人は22日、リヨン市庁舎前でデモ集会を開き決定に反対した。

ドゥセ氏は22日「リヨンは環境の課題に対応していけば、美食の首都であり続ける」と発信した。

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