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ダイムラー、1~3月の純利益急増 中国で高級車好調

ダイムラーは旗艦EV「EQS」も中国に投入する(19日、上海国際自動車ショー)=ロイター

【フランクフルト=深尾幸生】独ダイムラーが23日発表した2021年1~3月期決算は、純利益が42億9千万ユーロ(約5560億円)になった。前年同期は9400万ユーロだった。中国市場での高級車販売が好調だった。

売上高は10%増の410億1700万ユーロ。グループ全体の販売台数は13%増の72万台だった。中国での乗用車販売が6割増の22万台に急増し過去最高を記録した。20年秋に全面刷新した旗艦車種「Sクラス」や多目的スポーツ車(SUV)などの高級車が好調だった。

1台あたりの利幅も改善した。業績の指標としているEBIT(利払い・税引き前利益)は9倍の57億4800万ユーロと市場予想を大きく上回った。ハラルト・ウィルヘルム最高財務責任者(CFO)は「中国が追い風となった。好ましい値付けができた」と述べた。

1~3月期の好調を受け通期の利益率見通しを上方修正。乗用車・バン部門の売上高に占める調整後EBIT比率は10~12%と、従来予想より最大2ポイント引き上げた。

好調な中国市場の恩恵は他の独高級車大手にも及んでいる。独BMWと独アウディも1~3月の販売台数が過去最高を記録した。前年同期のほぼ2倍になり、アウディはコロナ前の19年1~3月に比べても3割増と空前の活況を呈している。

先行きの懸念材料が半導体不足だ。ダイムラーは23日からドイツの2工場で約1週間の減産に入る。販売へのマイナス影響は1~3月期より4~6月期の方が大きくなると想定する。具体的な影響度合いは明らかにしていない。独フォルクスワーゲン(VW)の中国トップ、シュテファン・ヴェレンシュタイン氏も16日に「半導体不足で4~6月はかなり難しい」との見通しを示していた。

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