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英、ロックダウン緩和4段階で 「6月中に経済正常化」

(更新)
ジョンソン英首相が発表したロックダウン緩和策が計画通り進むかどうかは、新型コロナワクチンの順調な普及がカギを握る(写真は17日、英ウェールズ南部で)=ロイター

【ロンドン=中島裕介】英政府は22日、人口の大半を占めるイングランドに敷かれているロックダウン(都市封鎖)の緩和計画を示した。3月8日の学校再開を皮切りに4段階で規制を緩和し、6月下旬に経済や社会活動のほぼ完全な正常化を目指す。全人口の4人に1人が1回目の接種を済ませた新型コロナワクチンの順調な普及や病床の逼迫の解消が前提になる。

イングランドでは変異ウイルスの急速なまん延で1月5日から3回目のロックダウンに入った。スーパーマーケットなどを除く大半の店舗や飲食店の店内営業を禁止したほか、学校も閉鎖している。ロックダウンの効果もあり、最大で4万人弱に達した入院者数は直近では昨春のピークを下回る約2万人にまで減っている。

計画ではまず第1段階として3月8日に学校を再開。同29日にはテニスなどの屋外スポーツの再開を認める。第2段階の4月12日にはデパートなどの小売店の再開や飲食店の屋外営業、図書館の開館などが解禁される。第3段階は5月17日でレストランやホテルの営業、観客数を制限したスポーツ観戦などが可能になる。

最終段階は6月21日で、ナイトクラブなど昨春からほとんど営業できていない施設の再開を認める。英政府はこの段階でソーシャルディスタンス(社会的距離)やマスク着用などの規制も大きく緩和し、人々の活動を正常に近い形に戻したい意向だ。厳しく規制されている国境での人の出入りの緩和については、5月以降になる見通しだ。

計画実行の大きなカギを握るワクチン接種で英国は全人口の4分の1強の1回目の接種を終えており、先進国のなかでも進んでいる。ジョンソン首相は緩和計画を説明した22日の英議会で「7月末までに全成人の1回目の接種を終わらせたい」と説明した。

英政府は計画の各段階ごとにワクチン接種の進捗やその効果、病床の逼迫具合など4つの指標を参考に、緩和を進めるべきかを判断する。仮に新たな変異ウイルスの発生などで感染状況が悪化すれば、計画は先延ばしとなる。ジョンソン氏は計画の実行について、日付よりもデータを重視し「慎重かつ不可逆的に進める」と強調した。

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