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ゼレンスキー氏がバフムト訪問 南部攻撃で30人以上死傷

【フランクフルト=林英樹】ウクライナのゼレンスキー大統領は22日、激しい戦闘が続く東部ドネツク州の要衝バフムト近郊を訪れ、兵士らに勲章を手渡した。同日投稿した通信アプリの動画で「国を、主権を、ウクライナの東部を守ってくれて感謝している。謝意を直接伝えられ光栄だ」と最前線の部隊を激励するとともに、バフムトの防衛継続を強調した。

米シンクタンク戦争研究所は21日、ウクライナ軍の抵抗によってロシア軍がバフムトで進軍できず、ドネツク市の郊外で攻撃作戦を続けていると分析。ウクライナ軍参謀本部も同日「24時間体制で攻撃を撃退しており、ロシア軍はバフムト方面で進軍能力を失いつつある」との見立てを明らかにした。

一方、21日深夜から22日未明にかけウクライナ各地でロシア軍の攻撃があった。南部ザポロジエではミサイル2発が集合住宅に着弾した。少なくとも三十数人が負傷し、1人が死亡した。

ザポロジエ州の行政当局は22日、通信アプリで「軍事的なターゲットは何もなかった」と投稿したうえで、ミサイル攻撃を「戦争犯罪だ」と糾弾した。ゼレンスキー氏もツイッターで着弾時の動画を公開し、「市民や子供がいる住宅地が攻撃されている。これが日常になってはいけない」とコメントした。

中部キーウ(キエフ)州ではドローン(無人機)攻撃で教育関係の施設が破壊され、これまでに7人が死亡、9人が負傷した。犠牲者のうち1人は子供だった。ウクライナ軍は22日、この間計41回のミサイル・ドローン攻撃があり、ドローン21機のうち16機を撃墜したと発表した。

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