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ポルシェ、高性能EV電池を少量自社生産 数十億円投資

ポルシェのEV「タイカン」(2019年、フランクフルト国際自動車ショー)

【フランクフルト=深尾幸生】独ポルシェは21日、高性能な電気自動車(EV)用の電池セルを自社で生産すると発表した。数千万ユーロ(数十億円)を投資し、電池開発の独カスタムセルズと共同出資会社を設立する。まずモータースポーツ向けなどに年間にEV約1千台分の電池を生産する。

共同出資会社の名称はセルフォース・グループで、ポルシェが83.75%を出資する。ポルシェが本社を置く独南部シュツットガルトの近郊に工場を建設する。生産規模は年間100メガワット時(10万キロワット時)、従業員数は25年に最大80人と大きくなく、最先端品の生産や試験を担う拠点との位置づけだ。

生産する電池セルは負極材料にシリコンを使う。エネルギー密度が高いほか、充電速度も速いという。高温に強い半面、氷点下などの低温環境での働きは確立されていないため、モータースポーツを通じて検証を進める。

カスタムセルズは特殊用途のリチウムイオン電池の開発に強みを持つ。航空業界や船舶業界向けの電池を少量生産している。

EV用電池セルをめぐっては、自社で生産する動きが相次いでいる。ポルシェの親会社である独フォルクスワーゲン(VW)は自前の工場を6つ欧州に建設する計画。独メルセデス・ベンツも3月に独シュツットガルトで小規模生産に乗り出すと発表した。性能の向上のほか、専業の電池メーカーに対し量や価格の交渉で優位に立つ狙いがあるとみられる。

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