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欧州天然ガス最高値 ロシアの供給減を警戒、再び騰勢

(更新)

【ロンドン=篠崎健太】欧州の天然ガス価格が再び騰勢を強めている。21日は指標価格のオランダTTFの翌月物が一時前日比16%強上げ、約2カ月半ぶりに過去最高値を更新した。ロシアからの供給不足に警戒が続くなかで気温低下が進み、冬場の需給逼迫を懸念した買いがさらに強まった。

金融情報会社リフィニティブによると、オランダTTFは2022年1月渡しの取引で1メガワット時あたり170ユーロを超えた。9%高になった前日から上昇が加速し、10月6日に記録した翌月物としての最高値(155ユーロ)を大幅に上回った。英国の天然ガス相場も翌月物が1割上げ、初めて1サーム4ポンド台に乗せた。

ロシアからドイツに向かう天然ガスのパイプライン「ヤマル・ヨーロッパ」経由の供給量が細ったと伝わり、買いを誘った。ロイター通信によると欧州方面の西向きのガス流量は18日から減少をたどり、21日には流れが東向きに転じたという。

欧州は本格的な冬季を迎え、気温低下につれて暖房用などの天然ガス消費が増えてきた。ガス業界団体GIEによると貯蔵能力に対する欧州の在庫率は19日時点で59%台と、同じ日の過去10年平均より16ポイントあまり低い。ロシアからの供給不安を抱えたまま在庫の取り崩しが進んでいる。

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