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イスラエルとハマス停戦 エジプトが仲介

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【カイロ=久門武史】イスラエル政府は20日、同日夜の安全保障会議で、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとの停戦を承認したと発表した。ハマスも受け入れ、21日午前2時(日本時間同8時)に停戦が発効した。10日から続く戦闘の収束へ、停戦がどこまで守られるかが焦点となる。

イスラエル政府は声明で「エジプトの仲介による相互の停戦を受け入れる」と表明した。ハマス幹部も「ガザ攻撃停止の保証を仲介者から得た」と述べた。エジプトの国営通信は、同国のシシ大統領の指示で停戦順守を確認するための代表団をイスラエルとパレスチナに送ると伝えた。

交戦は10日からハマスがイスラエルにロケット弾を発射し、イスラエル軍がガザを空爆するなど攻撃の応酬が続いていた。パレスチナの保健当局によるとガザでの死者は、子供65人を含む232人になった。イスラエル側では12人が死亡した。

犠牲の拡大に懸念が高まり、エジプトや米国が停戦調停を急いでいた。バイデン米大統領が19日にイスラエルのネタニヤフ首相に電話で緊張緩和を求めるなど、国際社会の圧力が強まっていた。

イスラエル政府は20日の声明で、軍参謀総長らが閣僚に「作戦の偉大な成果を説明した」と強調した。一方、AP通信によるとハマス報道官はイスラエルの発表を「敗北宣言だ」とし、自らの勝利をアピールした。

停戦発効後の攻撃は伝えられていないが、過去のイスラエルとハマスの交戦では一時停戦と短期間での崩壊を繰り返しており、予断を許さない。

グテレス国連事務総長は20日、イスラエルとハマスの停戦を歓迎し「すべての当事者に停戦の順守を求める」と述べ、加盟国にガザ地区への迅速な人道支援と地域の復興に向けた協力を求めた。「イスラエルとパレスチナの指導者には紛争の根本原因を解決するための真摯な対話を開始する責任がある」とも指摘した。ニューヨークの国連本部で記者団に語った。

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