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英、ニュージーランドとFTAで合意 TPP交渉にも追い風

【ロンドン=中島裕介】英政府は20日、交渉中だったニュージーランド(NZ)との自由貿易協定(FTA)で合意に至ったと発表した。英国にとっては6月に合意したオーストラリアに続き、欧州連合(EU)離脱前にFTAを結んでいなかった国との新しい協定となる。NZは環太平洋経済連携協定(TPP)の加盟国で、英国が進めるTPP交渉にも追い風になりそうだ。

ジョンソン英首相とNZのアーダーン首相が20日のオンライン会談で合意を確認した。ジョンソン氏は声明で「インド太平洋との関係を深める偉大な協定だ」と表明した。幅広い品目で関税が撤廃され、英国にとっては衣料品や自動車、工作機械などの輸出で恩恵があるという。デジタル貿易や就労のための人の移動の面でも連携を強化する。

英政府の統計によると、両国間の貿易は23億ポンド(約3600億円、2020年)ほどで英国の貿易額の0.2%ほどしかない。ただ英国は機密情報を共有する英語圏5カ国の枠組み「ファイブ・アイズ」のメンバーであり、TPP加盟国のNZとの協定は利点が大きいとみて、EU離脱後の優先交渉国に挙げていた。

これにより日米豪を合わせた4カ国の優先交渉国のうち3カ国との貿易協定が発効、または合意に至った。ただ最大の貿易相手でもある米国とのFTA交渉は難航が続く。ジョンソン政権はEU離脱後の通商戦略として、22年末までに貿易額に占めるFTAのカバー率を80%に引き上げる目標を掲げるが、米国との協定なしでは達成は遠い。

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