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英競争当局、Facebookに制裁金 命令「わざと従わず」

【ロンドン=篠崎健太】英国の競争当局である競争・市場庁(CMA)は20日、米フェイスブックに総額5050万ポンド(約80億円)の制裁金を科すと発表した。2020年に実施したGIF画像サービス大手の米ジフィーの買収をめぐり、事後の審査過程で求めた命令に「わざと従わなかった」と認定した。これとは別に、法令順守責任者の変更を当局に事前相談なく進めたことも問題視した。

フェイスブックは20年5月にジフィーを買収したと発表した。CMAはソーシャルメディアや広告市場の競争環境が損なわれる恐れがあるとみて審査中で、21年8月には「買収撤回や売却を求める可能性がある」との暫定結果を示した。審査は最終段階に入っている。

CMAはジフィー買収の発表を受けて20年6月、フェイスブックに「初期執行命令(IEO)」と呼ばれる命令を出した。適切な競争環境を確保するため、買収審査の結論が出るまで別会社のように独立運営を求める措置だ。フェイスブックは順守していることを確認するための定期的な情報提供の範囲を制限するなど、度重なる警告を無視して協力を怠ったとCMAは主張した。

CMAは「必要な報告を意識的に拒否して企業がIEO違反を認定されたのは初めてだ」と指摘し、競争当局として適切な監視をするための環境が害されたと批判した。フェイスブックの広報担当者は「不当な決定で全く同意できず、精査のうえ対応を考える」とコメントした。

制裁金はIEOの順守違反が5000万ポンドとした。最高法令順守責任者の交代について当局に同意を求めることなく実施したとして別途50万ポンドを科す。

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