G7、5月3日から英で外相会議 2年ぶり対面形式
【ロンドン=中島裕介】英政府は20日、主要7カ国(G7)の外相による対面での会合を5月3~5日にロンドンで開催すると発表した。日本からは茂木敏充外相が出席する予定。新型コロナウイルスの感染拡大が始まった2020年3月の会合は、議長国の米国がオンライン開催を決断したため、対面会合は2年ぶりになる。
会合にはインド、オーストラリア、韓国、南アフリカの4カ国の外相のほか、東南アジア諸国連合(ASEAN)の首脳もゲストとして招待する。議長国のラーブ英外相は「世界最大の民主主義のグループがコロナワクチンへの平等なアクセスや、コロナ危機からの脱却にどう取り組むか(世界に)見せる機会になる」と語った。ラーブ氏は気候変動対策も主要なテーマになるとの見通しを示した。
会合の期間中には、出席者や同行者に毎日の検査を義務づけるなどして、コロナの感染対策に万全を期す。G7は6月に英南西部コーンウォールで対面の首脳会議(サミット)を開く。今回の外相会合は首脳会議に向けたコロナ対策の予行練習にもなりそうだ。

G7サミット(主要7カ国首脳会議)が2023年5月19~21日に広島市で開催。会議の議題や各国首脳の動きなど最新ニュースをまとめました。