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EU当局「J&Jワクチンに希少血栓リスク」 接種継続推奨

(更新)
J&Jのワクチンは1回の接種で済むため接種の加速が期待されていた=ロイター

【フランクフルト=深尾幸生】欧州連合(EU)の医薬品規制当局である欧州医薬品庁(EMA)は20日、米日用品・製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナウイルスワクチンについて、ごくまれな血栓の症例と関連している可能性があると発表した。全体的な利益はリスクを上回るとし、接種の継続を推奨した。

これを受けてJ&Jは同日、遅らせていたEUへのワクチン出荷を再開するとの声明を出した。同ワクチンをめぐっては、深刻な血栓の報告を受け米当局が13日に接種の中断を勧告、同社は欧州への供給を遅らせると発表していた。

EMAは、非常にまれな副作用として血小板の減少にともなう異常な血栓が発生しうるとする警告をJ&Jワクチンの製品情報に追加すべきだと結論づけた。EMAは米国で同ワクチンを接種した700万人のうちの8件の重い症例を含むケースを評価した。すべての症例は60歳未満で、大半は女性だった。

英アストラゼネカのワクチンでもまれな血栓の症例と関係がある可能性が認められ、独仏などが接種対象を高齢者に限ったほか、デンマークは接種プログラムから外すことを決めた。J&Jのワクチンでも同様の動きが出る可能性がある。

J&Jとアストラゼネカのワクチン供給・接種計画に誤算が生じたことで、EUの欧州委員会は14日に独ビオンテックと米ファイザーが共同開発したワクチンを6月までに5千万回分追加で調達することで合意。さらに23年までに18億回分の購入に向け交渉に入るなど、ビオンテック・ファイザーのワクチンへの依存が高まっている。

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