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マリウポリ、ロシアが投降再要求 特殊貫通弾で攻撃か

(更新)

【カイロ=久門武史】ウクライナ時間20日午後2時(日本時間同8時)、南東部の港湾都市マリウポリの製鉄所アゾフスターリに立てこもる同国部隊に対して、ロシアが求めた投降開始時刻を迎えた。ウクライナ側は応じておらず、ロシア軍が地下施設を破壊できる特殊貫通弾(バンカーバスター)を使用したと主張した。

ロシア国防省は17日以降、3度にわたって投降を要求。生命の保証と引き換えに武器を置くよう圧力をかけている。

抵抗を続けるウクライナ側の指揮官は20日「最後の数日間になるかもしれない。敵は我々の10倍いる」とSNS(交流サイト)で訴えた。製鉄所内には数百人の民間人や約500人の負傷者もいるとし、救出を求めた。

同国のポドリャク大統領府長官顧問は19日、ロシア軍が製鉄所を特殊貫通弾で攻撃しているとし「子どもたちへの殺人行為」だと非難した。

一方、ウクライナのベレシチューク副首相は20日「女性と子ども、高齢者のための人道回廊について暫定的な合意に達した」とSNSで明らかにした。マリウポリからの「人道回廊」はこれまで度々失敗している。

英国防省は20日、ウクライナ東部でロシア軍がウクライナ側の防衛線を突破しようとし、戦闘が激化しているとの分析を公表した。ウクライナ各地の都市への攻撃で「東部への増援や兵器輸送を阻もうとしている」と指摘した。

タス通信によるとロシア国防省は20日、ウクライナ軍の施設1053カ所を攻撃し、火砲の陣地106カ所を破壊したと発表した。

欧州連合(EU)のミシェル大統領は同日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問し連帯を示した。キーウでの写真とともに「自由で民主的な欧州の中心にいる」とSNSに投稿した。

ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、マリウポリを巡り「ロシアの支配地域に移動させられた数万人以上のその後の状況は不明だ」と述べた。マリウポリの市長は約4万人がロシアや親ロ派地域に連行されたとしていた。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は20日、ロシアのウクライナ侵攻後、国外への避難民が500万人を超えたと発表した。

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