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IAEA事務局長「北朝鮮の核開発加速」 総会で演説

 20日、ウィーンでの国際原子力機関(IAEA)年次総会で演説するグロッシ事務局長=共同

【ウィーン=細川倫太郎】国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は20日、「北朝鮮の核開発は加速している」と懸念を表明した。同日始まった年次総会の演説で述べた。関係国の間で政治的解決ができれば、IAEAは査察に向けてすぐに現場に向かう準備ができていることも強調した。

IAEAの直近の報告書によると、北朝鮮は7月以降に北西部の寧辺(ニョンビョン)核施設で原子炉を再稼働させた兆候があった。グロッシ氏はウラン濃縮などの活動について「国連安全保障理事会のいくつかの決議に明らかに違反している」と非難した。

イラン問題についても言及した。同国はIAEAに対し、過去の核開発疑惑に関して十分な説明をしていないほか、査察の制限にも踏み切っている。グロッシ氏は「差し迫った問題に対処する」ため、近くイランを訪問すると説明した。

イランでは反米で保守強硬派のライシ政権が8月に発足した。機能不全に陥っている核合意の修復に向けた交渉は中断し、再開の見通しはたっていない。総会で演説した同国のエスラミ原子力庁長官は「今こそ米国は誤った政策を是正し、すべての制裁を最初に解除すべきだ」と主張した。IAEAにも協力しているとの姿勢を強調した。

総会は24日まで。オーストラリアが当初予定していたフランスとの原子力潜水艦の建造計画をとりやめ、米英との計画に乗り換えた問題についても発言が出る可能性がある。

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