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WHO、「オミクロンは軽症」に警告 医療逼迫懸念

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【ウィーン=細川倫太郎】世界保健機関(WHO)は20日、新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」に感染しても軽症と判断するのは時期尚早だと警告した。欧米でオミクロン型感染者の入院患者が増え、医療逼迫が懸念されている。WHOはワクチン接種者が感染するケースも増えているとして楽観論にクギを刺した。

WHOのスワミナサン首席科学者は「オミクロン型が重症を引き起こさないだろうと考えるのは賢明ではない」と述べ、医療に過大な負担がかかる恐れがあると指摘した。オミクロン型は重症化リスクは低いとの見方も出ていたが、データは限られており「毒性」についてはまだはっきりと分かっていないという。

WHOのテドロス事務局長はオミクロン型について「ワクチン接種者や新型コロナから回復した人が感染する可能性も高くなっている」と述べた。WHOは初期データの分析で、オミクロン型は非常にうまく免疫を回避すると指摘し、免疫力が低下している人は追加接種(ブースター接種)が必要との見解を示した。

英首都ロンドンのカーン市長は18日、入院患者増と医療スタッフ不足の懸念から「重大事態」を宣言した。米東部ニューヨーク州は1日あたりの新規感染者数が2万2000人以上と過去最多を更新した。バイデン米政権のファウチ首席医療顧問は「1~2週間後に医療システムが逼迫する可能性がある」とみる。

欧米はクリスマスシーズンのまっただ中で、年末年始にかけて各地でイベントが多くなる。テドロス氏は休暇中の人が集まって感染が広がり、医療システムが圧迫されるのは間違いないと述べ「いまお祝いして後で悲しむよりも、キャンセルして後でお祝いする方がいい」と呼びかけた。

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