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HSBC、英の支店1割強閉鎖へ デジタル推進で来店客減る

英ロンドン中心部の金融街シティーにあるHSBCの支店=ロイター

【ロンドン=篠崎健太】英銀大手HSBCは19日、英国内の支店を82減らして511店体制にする計画を発表した。閉鎖する店舗数は全体の1割強に相当し、4月下旬から9月下旬にかけて順次実施する。オンラインや電話取引の普及で来店客数は減少傾向にあった。コスト負担が重い店舗網を縮めることで経営の効率を高め、デジタル化を推進する。

同社は声明で「この数年でデジタル取引の選択肢をより多く導入し、顧客はオンラインやモバイルバンキングをさらに快適に使うようになってきた」と説明した。対面取引の需要減を受け、大きな固定費がかかる店舗網を見直すことにした。

新型コロナウイルスの感染拡大による外出制限も、店舗の利用減に拍車をかけている。ただ来店客数は以前から減少傾向で、同社ではコロナ禍の影響を除いても過去5年間で3分の1減ったという。9割の顧客との接点がインターネットやスマートフォン、電話などの遠隔になり、対面の営業網を手厚く保つ必要性は薄れつつあった。

英国では「チャレンジャーバンク」と呼ばれるネット専業のデジタル銀行が近年、若年層を中心に急速に勢力を伸ばしてきた。巨大な店舗網を抱える既存の大手銀にとっては脅威で、各社は事業のデジタル化を迫られている。支店網のスリム化は業界全体で広がる公算が大きい。

ドイツ銀行も2020年秋に、ドイツ国内の店舗数を約500店舗から約2割減らし、できるだけ早く400店舗体制にする方針を明らかにしている。

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