ウクライナ国民に「サハロフ賞」 欧州議会が授与

【ブリュッセル=竹内康雄】欧州議会は19日、優れた人権擁護活動をたたえる今年の「サハロフ賞」の受賞者として、ウクライナ国民を選んだと発表した。ロシアの侵攻を受けているウクライナに寄り添う姿勢を示した。
欧州議会の声明によると、ロシアによる侵攻はウクライナに大きな犠牲を強いているとの認識を示したうえで、ウクライナ国民は自らの家や主権、領土だけでなく「自由や民主主義、法の支配、欧州の価値を守っている」と評価した。
対象はウクライナ国民だが、ゼレンスキー大統領ら政府関係者や市民社会の代表者などの名前を挙げた。
メツォラ議長は「この賞は現地で戦うウクライナ人のためのものだ」と述べ、欧州連合(EU)として今後もウクライナへの支援を継続すると表明した。
授賞式は12月14日にフランスのストラスブールで開く。

2022年2月にロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって1年になります。戦況や世界各国の動き、マーケット・ビジネスへの影響など、関連する最新ニュースと解説をまとめました。
■戦況
■マーケット・金融への影響
■ビジネスへの影響