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ロシアとベラルーシ、武器の相互供給・共同開発を加速

ロシアのプーチン大統領とベラルーシのルカシェンコ大統領は19日、ベラルーシの首都ミンスクで会談した。武器の相互供給や共同開発、合同軍事演習の継続など、両国が軍事・経済面での連携を強化することで合意した。

会談後に会見したプーチン氏は「両国の安全保障を確保するために共に行動し続ける」と述べ、合同軍事演習の継続や武器の共同開発を進めるとした。

ロシアとベラルーシは10月に合同部隊を編成し、ロシア兵がベラルーシ領内に展開した。ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナや欧米諸国は、ベラルーシが侵攻作戦に加わる可能性があるとの警戒を強めている。

今回の首脳会談ではベラルーシの参戦についての言及はなかった。ロシア大統領府のペスコフ大統領報道官は19日、会談に先んじてプーチン氏がベラルーシに参戦を促すとの見方を否定していた。

プーチン氏はまた「ロシアとベラルーシを世界市場から孤立させようとする非友好的な国からの制裁圧力に抵抗する」と述べ、西側諸国による制裁を批判した。

ロシアとベラルーシは経済面での連携を加速する方針を確認した。両国は2021年11月に金融政策など28項目で経済統合を進める計画を承認している。19日の会談では23年までに予定している統合活動のうち6割が実施済みとした。

ルカシェンコ氏は「ベラルーシとロシアの関係強化は世界情勢の変化への対応だ」とロシアと緊密な関係を続けるとした。一方で「(ロシアとベラルーシは)欧州を含む他の国との対話にはオープンだ」とも述べ、交渉の窓口は閉ざさない考えを示した。

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