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EUの安保・軍事分野の統合推進 マクロン仏大統領

【ストラスブール(フランス東部)=竹内康雄】フランスのマクロン大統領は19日、欧州連合(EU)議長国としての演説で、EUの安全保障・軍事面の統合を推進すると表明した。緊張が高まるロシアに対抗するには加盟国が結束する必要があると訴えた。

「欧州の安全保障には戦略的な再軍備が必要だ」。マクロン氏は欧州議会で力説した。EUの安全保障・軍事分野の統合深化はマクロン氏の持論で、ロシアや中国、米国などと対等に渡り合うにはEU加盟国が一体となる必要があるとの考えだ。

フランスは1月、半年ごとの輪番制のEU議長国に就いた。マクロン氏は6月までのEU議長国の任期中に具体的な道筋で合意したいとの意欲を示した。

その上で、ウクライナ情勢を巡って緊張が高まるロシアとは「率直で厳しい対話」を通じて、政治的な解決を図る必要性があると主張した。EUとしてロシアへのエネルギーの依存度を引き下げるなどして「欧州が尊重されるようにならねばならない」とも述べた。

アフリカとの関係強化も提唱した。マクロン氏は「欧州にはアフリカに新しい同盟を提案する義務がある」と表明。2月にEUとアフリカ連合(AU)の首脳会議を開き、協力深化に向けた具体的な計画をまとめる考えを示した。テロ防止など安全保障面の支援のほか、新型コロナウイルス対策など健康や気候変動分野での協力、アフリカへの投資を増やすことなどを挙げた。

停滞しているバルカン諸国のEU加盟も後押しすると説明した。足元では加盟交渉を進めるモンテネグロやアルバニア、北マケドニアなどから「交渉ペースが遅い」との不満がある。マクロン氏は「我々に必要なのは明確で分かりやすく、積極的な方法で加盟に向けた見通しを示すことだ」と語った。

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