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ルノーの前期最終、過去最大1兆円赤字 日産低迷響く 

ルノーの生産は半導体不足の影響を受ける恐れがある(パリ郊外の同社工場)=ロイター

【パリ=白石透冴】フランス自動車大手ルノーが19日発表した2020年12月期連結決算は最終損益が80億800万ユーロの赤字(約1兆円、前の期は1億4100万ユーロの赤字)だった。ルノーによると、赤字幅は過去最大という。出資先の日産自動車の業績低迷などが響いた。世界的な半導体不足を受け、21年の同社生産台数が10万台減るとの見通しも明らかにした。

ルカ・デメオ最高経営責任者(CEO)は「21年も公衆衛生の危機や電子部品の調達に不確定さが残る難しい年となるが、団結して乗り越えたい」との声明を発表した。

最終赤字は2期連続。43%を出資し、業績が低迷する日産自動車からの持ち分法投資損益が50億ユーロ近い赤字要因となった。売上高は前の期比22%減の434億7400万ユーロ。新型コロナウイルス禍で販売台数は295万台と21%減り、世界市場の減少幅(14%)を上回った。主力の欧州市場で感染「第2波」が襲ったことなどが響いた。

車載半導体の不足で、日本の自動車メーカーを含む世界の製造ラインが一時停止などに追い込まれている。ルノーも2月中旬に生産が一部乱れた。21年の見通しについて「不足のピークは4~6月で、7~12月に生産の遅れを取り戻しても、通年で10万台分の生産ができなくなる恐れがある」とした。

ルノーは元会長カルロス・ゴーン被告時代の過剰な設備投資の解消を進めており、22年までに19年比で20億ユーロ、25年までに同30億ユーロのコスト削減を目指している。20年にはこのうち12億ユーロを削減しており、計画が前倒しで進んでいることを強調した。

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