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ロシア下院選、与党が勝利 3分の2の議席維持の公算

(更新)

【モスクワ=石川陽平】プーチン政権の安定度を占うロシア下院(定数450)選挙が17~19日に投票され、19日の投票終了後に開票が進んだ結果、与党・統一ロシアが勝利することが確実になった。与党の得票率は2016年の前回下院選から低下するものの、憲法改正に必要な3分の2の議席を維持する公算が大きい。

中央選管によると、開票率37%の時点で、統一ロシアの得票率は45.4%で、前回の54%を下回っている。ロシア共産党は21.7%で前回の13%を上回る。右派の自由民主党が8.2%、「公正ロシア・真実のために」が7.5%で続いている。新党の「新しい人々」も6.2%を得票し、初めて議席を得る可能性がある。

ロシア下院選は政党別の比例代表と1人区の並立制で争われ、それぞれ225議席を選ぶ。比例代表で議席を獲得するには、5%以上の得票率が必要となる。任期は5年。今回は、プーチン大統領が5選出馬する可能性がある2024年の次期大統領選に向けて、政権が内政の安定を確保できるかどうかが注目された。

統一ロシアは前回の下院選で343議席を獲得し、大勝を収めた。今回も1人区で200議席近くを獲得し、定数の3分の2以上の議席を維持する可能性があるが、議席数は目立って減らす見通しだ。19年に始まった年金受給年齢の引き上げや経済の長期停滞で、与党の支持率は30%を下回る過去最低の水準に低迷していた。

一方、共産党の獲得議席数は前回の42から増える見通しだ。与党への批判票が共産党に流れた。また、2020年3月に創設され、官僚主義の打破や検閲に利用される法律の廃止などを掲げる「新しい人々」が比例代表で議席を獲得すれば、下院のこれまでの4党体制が崩れ、政権への改革圧力が強まる可能性がある。

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