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ドイツ、未接種者の行動を制限 電車でも陰性証明

(更新)

【ベルリン=石川潤】ドイツのメルケル首相は18日、新型コロナウイルスのワクチン未接種者への行動制限の強化を発表した。未接種者は感染の広がっている地域でレストランなどが利用できなくなる。電車やバスに乗るときや、職場に立ち入る際には検査の陰性証明が必要になる。メルケル首相は記者会見で「我々は極めて深刻な状況にいる」と危機感をあらわにした。

ロベルト・コッホ研究所が18日公表した新規感染者数は6万5千人超で過去最高を更新した。ワクチン接種率は7割弱にとどまり、未接種者を中心に感染拡大が止まらなくなっている。死者数は200人台で過去のピーク(1000人超)よりも抑えられているが、集中治療を受ける患者数の増加で医療システムが逼迫しつつあった。

新たな対策はメルケル氏と各州首相が18日に合意した。次期首相就任が有力なショルツ財務相も会議と記者会見に参加した。合意文書によると、人口10万人当たりのコロナ患者の7日間の入院数を基準に、厳しい規制を導入する。同値が3を超えた地域では、ワクチン接種者か新型コロナから回復した人しか、レストランなどの利用やスポーツイベントなどへの参加ができなくなる。

非接種者は検査で陰性でも、レストランなどを利用できなくなる。現在の感染状況では、ドイツのほとんどの州が対象になる。同値が6を超えると、ワクチン接種者であっても、クラブなどの感染リスクの高い場所には検査の陰性証明が必要になる。子供は規制の対象外だ。

さらにワクチン未接種者は電車、バスなどの公共交通機関や職場で、検査の陰性証明が必要になる。未接種者を狙い撃ちした規制を導入することで、伸び悩んでいるワクチン接種率を高め、感染拡大にブレーキをかける狙いだ。

ドイツの新規感染者は月初の2倍以上に増え、ロベルト・コッホ研究所のウィーラー所長が「すぐに対策を講じなければ最悪のクリスマスになる」と警告していた。9月の総選挙後の政権移行期と新型コロナの第4波が重なったことが、対策の遅れにつながった可能性もある。

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