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独ダイムラー、20年の純利益53%増 高級車回復強く

ダイムラーは年内に控える事実上の会社分割に向け、各部門の収益力向上を急ぐ=ロイター

【フランクフルト=深尾幸生】独ダイムラーが18日に発表した2020年12月期通期の決算は、純利益が前の期比53%増の36億2700万ユーロ(約4600億円)だった。前の期に計上したディーゼル関連の一時費用がなくなった影響が大きいが、中国での販売増や設備投資などのコストの削減も寄与した。

20年の販売台数は15%減の284万402台。このうち高級車「メルセデス・ベンツ」などの乗用車・バンは246万台と13%減で、トラック・バスは27%減の37万台だった。全体の売上高は11%減の1543億900万ユーロ。EBIT(利払い・税引き前利益)は53%増の66億300万ユーロだった。

乗用車部門は収益性が回復している。同社が指標としている一時費用を除いた調整後EBITは11%増えた。新型コロナウイルスで年前半に落ち込んだ販売も年後半に急回復し、中国では通年で販売台数が9%増えた。19年から実施している人員削減などのリストラの効果も出て、営業利益率に近い、売上高に占める調整後EBITの比率は6.9%と1.1ポイント上昇した。一方、トラック・バス部門の調整後EBITは75%減と需要減で苦戦した。

21年は、乗用車、トラックともに販売台数が「大幅に増加する」とみて、増収増益を見込む。乗用車部門の調整後EBIT率は8~10%まで引き続き回復するとしている。

オラ・ケレニウス社長は「20年はすべての企業にとってストレステストの年だった。ダイムラーは新型コロナの難しい環境下でも稼ぐ力を示し、企業変革も進めた」と強調した。ダイムラーは3日、年内にトラック・バス部門を上場させて連結対象から外す計画を発表している。

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