/

ステランティスとLG、北米でEV電池合弁 4000億円投じ

(更新)

【フランクフルト=深尾幸生、ソウル=細川幸太郎】欧州ステランティスは18日、韓国LG化学の電池子会社、LGエネルギーソリューションと合弁会社を設立し、北米で電動車用の電池を生産すると発表した。年間生産能力は40ギガワット時で2024年の生産開始を目指す。関係者によると総投資額は4000億円規模になるという。バイデン米政権が求める電気自動車(EV)シフトを加速する。

両社が覚書を結んだ。建設地は現在検討中だが、22年半ばに建設を始めたい考えだ。工場で生産する電池の中核の「セル」やセルを組み立てた「モジュール」を、「ジープ」などステランティスが米国やカナダ、メキシコで生産するEVやプラグインハイブリッド車(PHV)に搭載する。EV換算で40万~80万台分に相当するとみられる。

ステランティスは7月、北米の新車販売の4割以上をEVかPHVにすると発表。全世界で25年までにEV分野に300億ユーロ(約4兆円)を投じ、30年までに年間260ギガワット時の生産能力を確保するとしていた。

欧州では仏トタルエナジーズとの合弁でドイツとフランスに電池工場を建設しており、車載電池世界2位のLGと組むことで北米での電池調達も確実にする狙いだ。

LGは22年と23年のそれぞれの稼働を目指して米ゼネラル・モーターズ(GM)と米国の2カ所で合弁工場を建設中。さらにインドネシアでは23年稼働予定の韓国現代自動車との合弁工場、ポーランドでは自社工場の増設を進めている。

各工場の同時立ち上げで人材不足が指摘されるなかで、品質問題も表面化している。GMと現代自のEVのリコール(回収・無償修理)のためにLG側がそれぞれ1000億円規模の負担金を支払うことで合意した経緯がある。EV需要の急拡大で一部の電池メーカーに増産要請が集中する課題も生まれている。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

カーボンゼロ

温暖化ガス排出を実質ゼロにするカーボンゼロ。EVや再生可能エネルギー、蓄電池、各国政策などの最新ニュースのほか、連載企画やデータ解説を提供します。

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン