8月のダボス会議、中止を発表 シンガポールで予定
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【パリ=白石透冴】世界経済フォーラム(WEF)は17日、8月にシンガポールで予定していた年次総会(ダボス会議)を中止すると発表した。新型コロナウイルスの変異株の感染拡大などで「予定した規模で実現することは困難と判断した」という。次回総会は2022年前半の開催を予定するが、場所は決まっていない。
年次総会は当初21年1月にスイス東部ダボスで開くはずだったが、5月にスイス中部ルツェルンとビュルゲンシュトックに開催することにした。だが欧州で感染急拡大が起きたことなどから再び変更し、シンガポールに開催地を移す考えだった。
ダボス会議は1971年から開催している。ダボスに世界の首脳や経営者が集まり、世界規模の課題について話し合っている。