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独BMW、「ミニ」をEV専用ブランドに 30年代初め

ミニは30年代初めにガソリン車やハイブリッド車の販売をやめEV専業に(写真は販売中の「ミニ エレクトリック」)

【フランクフルト=深尾幸生】独BMWは17日、傘下の小型車ブランド「ミニ」を2030年代の初めに電気自動車(EV)専用ブランドにすると発表した。BMWグループ全体でも30年までに世界の新車販売の5割をEVにする。世界的に脱炭素の流れが強まるなかでEV化を加速する。

ミニは25年ごろに最後のエンジンを搭載した新型車を発売し、以降の新型車は全てEVとする。27年には販売の少なくとも半分がEVになるとみている。現在、販売中の1車種に加え、23年に小型多目的スポーツ車(SUV)「ミニ カントリーマン(日本名はミニ クロスオーバー)」のEVを独ライプチヒ工場で生産する。23年には中国の合弁工場でもミニのEVを生産する。

ミニの20年の販売台数は前年比16%減の29万台だった。欧州の高級車ブランドのEV専業化は英ジャガー・ランドローバー(JLR)の「ジャガー」ブランドの25年、ボルボ・カー(スウェーデン)の30年に続くものだ。

BMWはグループ全体でも、23年までに13車種のEVをそろえ、すべての車両サイズやタイプのうち9割の分野でEVを販売する。新型クーペ「i4」は3カ月前倒しして年内に発売する。25年以降は新しい車台を使う「ノイエクラッセ(新しいクラス)」と呼ぶ新型車群を投入する。超高級車ブランドのロールス・ロイスからもEVを発売する。

同社はEV販売を25年までに平均年率50%、25年から30年までは同20%で成長させ、30年に新車販売全体の5割を目指す。今後の約10年で累計1千万台のEVを販売する計画だ。

BMWが同日発表した20年12月期通期の決算は、売上高が前の期比5%減の989億9千万ユーロ(約12兆8600億円)だった。年前半は新型コロナウイルスの影響で収益が落ち込んだが、後半の中国の回復が下支えした。純利益は23%減の38億5700万ユーロ。期中の販売台数は232万台と8%減った。

収益の指標とする自動車部門の売上高に占めるEBIT(利払い・税引き前利益)の比率は2.7%と2.2ポイント下落。21年は6~8%まで回復するとみている。

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